240901 旭化成 (3407)

*四季報コメント読み解き*

旭化成

1922年に創業し、レーヨンや合成アンモニアなどを製造。現在は総合化学企業として石油化学、高機能樹脂、合成繊維のほか、住宅、建材、電子部品、医薬・医療などを展開。「ヘーベルハウス」で有名な住宅事業は業績貢献度も大。繊維は背広裏地などに使用されるキュプラなどを生産。米国の心肺蘇生機器メーカー、リチウム電池用セパレーターメーカー、自動車内装材メーカーを買収。医薬品も買収を活用し腎移植から腎疾患などニッチ領域強化。カナダに電池用セパレーター工場建設。業界で課題の国内エチレン設備再編の検討開始。

 

【連続増益】 住宅とヘルスケアは着実増。自動車内装や半導体関連復調、石化上向く。前期減損による負担軽減も効き営業増益。持分損失や特損一巡で純益倍増。増配期待。
【EV電池】

1800億円投じカナダにセパレーター工場建設、政投銀やホンダも計画に出資。北欧・腎疾患治療薬企業にTOB(総額1739億円)、9月中完了目標。同業2社と西日本のエチレン設備能力最適化。

 

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<庶民所感>

いわゆるな老舗企業で大きく株価は変動しづらいディフェンシブ株かなと見ています。

コロナ期に減配していないのが好感。

緩やかに増配傾向も良。

 

EV電池といった今後の長期トレンドへの出資も好ましい。

また、総合化学企業であるが、多方面にビジネス展開しており、

ビジネス上の凹みが少ない体質を目指しているように見受けられる。

 

現在、株価は1032円で予想配当利回り3.5%。

株価が1000円切ったらウォッチし、950円下回ったら検討。

900円台前半なら即買いでいいかなと考えています。

 

 

個人的には平均取得単価929円で一定ポジションを保有

相当チャンスが来ない限りは買い増し予定はない感じです。

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