240914 綜研化学 (4972)

*四季報コメント読み解き*

綜研化学

アクリル系透明粘着剤、特殊機能材、機能性微粉体を製造。柱の粘着剤は情報機器や液晶、自動車、電子など幅広い用途。特殊機能材は基板原料、インキ・塗料、ディスプレイなど、微粉体も液晶や塗料、トナーなど用途が幅広い。中国進出は1994年と早く、寧波、蘇州、南京などに拠点。海外売上比率約60%(うち中国50%弱)。ナノインプリント、誘電性ポリマーなどの新領域を育成中。南京工場周辺に多くの偏光板メーカーが進出。中国に難燃剤工場を持つ唯一の日系企業として先行利得を狙っている。

【快 走】 大型偏光板用粘着剤は市況回復が追い風。前期と今期初稼働の増設武器に数量好伸。原料、光熱費上昇分の価格転嫁も通期で寄与。人件費増、償却費増こなし営業増益。補助金、為替益見込まず。増配期待。
【研究開発】 神戸大の学内ベンチャーと涙液使うがん検出用センシングチップの共同研究に着手。装置部門は保守契約獲得注力。ボイラー用熱媒体油の販売にも再挑戦。

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<庶民所感>

特定の分野で強みがあり、グローバル展開している小型株。

増配傾向は好感。

 

現在、予想配当利回り3.2%。

今値上がりしてしまっていますが、

2000円切ったら買い増ししていきたい銘柄。

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