*四季報コメント読み解き*
石油精製元売り国内最大手。新日本石油と新日鉱HDの統合により「JXHD」として2010年設立。17年に東燃ゼネラル石油が合流して20年に現社名に変更。傘下のガソリン販売「ENEOS」は国内シェア5割。全国に製油所を保有。石油・ガス開発の「JX石油開発」は世界規模で石油・天然ガス開発を手がける。金属事業の「JX金属」は銅鉱山開発、精錬、電材生産、リサイクルまで一貫体制。台湾の洋上風力発電や国内最大規模の人工光型植物工場など多角化を推進。業績は在庫評価影響、株価は油価や為替動向との相関性が高い。
【後 退】 | 石油製品は製油所トラブル減り、輸出量も増加。が、仕入れ販売時差効果剥落、前期プラスの在庫影響見込まず。油ガス開発の資材高騰、金属の出資鉱山減産。電気は五井火力稼働等で黒字化も、営業減益。 |
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【株主還元強化】 | 25年3月まで新たに上限6.8億株、2158億円強の自己株買い。HDと事業会社の社長兼任解消などガバナンス強化でポートフォリオ経営推進。 |
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<庶民所感>
誰もが知っているガソリン販売店。
多角化は好感。
現在、予想配当利回り2.9%。
500円台で検討したい銘柄。
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